ありがと、さよなら。
2005年8月12日 日常あの子はもう戻ってこないのね。
何度呼んでも返事すらしなかった。
部屋が散らかっている。
母は何も言わない。
父と目が合う。
うつろな目。
猫が扉の前に。
「どうしたの」
微動だにしない。
ごめんね。
きみを見つけられなくて。
でもきみがわるいんだよ。
戻ってこないから。
勝手に出ていくから。
もう、わからない。
どこかに行ってしまった。
悔しいけど、
悲しいけど、
私は、声を殺して、
「ごめんね、
ありがとう、
さ よ な ら 」
と呟いた。
そして、
暗い公園の真ん中で、
独り、泣いた。
でも、涙なんか全く気にしちゃいなかった。
何度呼んでも返事すらしなかった。
部屋が散らかっている。
母は何も言わない。
父と目が合う。
うつろな目。
猫が扉の前に。
「どうしたの」
微動だにしない。
ごめんね。
きみを見つけられなくて。
でもきみがわるいんだよ。
戻ってこないから。
勝手に出ていくから。
もう、わからない。
どこかに行ってしまった。
悔しいけど、
悲しいけど、
私は、声を殺して、
「ごめんね、
ありがとう、
さ よ な ら 」
と呟いた。
そして、
暗い公園の真ん中で、
独り、泣いた。
でも、涙なんか全く気にしちゃいなかった。
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