席替えなんて、ばか、ばーか

とつぜんですが席替えの話をします。

うちのクラスは、くじ引きで席を決めます。
しかし、目の悪い人は前の二列の席にいくことができる、という制度を設けています。

そこでやっぱりいるんです。集団で前に行く人たち。
しゃべりたいのも、みんなで仲良くしたいのも、わかる。
わたしだって、そうだもん。
でもわたしは行きませんでした。前だと手紙かけませんから。

けれど、前に行く人たち。
わたしのお友達ふたりでした。
いちばん仲がいいふたりのはずでした。
ちょっと「さみしー」って思ったけどがまんしました。

同じく前に行ったのが、ほんとに目の悪い人と、クラスの調子のりたちでした。
いわゆるもてる系（？）の調子乗りでなく、本当に調子乗りです。三枚目って奴です。
一週間もすれば、お友達と彼らは打ち解けて、すっかり仲良しさんになっていました。
わたしは授業中のその楽しそうな姿をみて、なんだかもやもやしました。
これが先月の席替えのことです。

そして昨日、また席替えがありました。

いちど味をしめた彼（女）らは同じことをしました。
席の配置をちょっとだけ変えて、また前に固まるんです。
さみしくて、くやしかったです。
わたしは今月もまた、恨めしい目でうしろから背中をながめるばかりです。

同じことをしてわたしも前に行こうかと思いました。
けれど、彼女たちとの壁はもうすでに越えられないものになっていました。
もうどうしようもないんだな、と呆然と立ち尽くすばかりです。

わたしはもうあそこにいることはできないの。
ひとりにしてほしいです。もうずっとひとりでいいです。
お弁当だって一人で食べます。移動教室もひとりでいいです。
放っておいてください。さわらないでください。

彼女たちはわたしがいきなりグループから外れたことを疑問に思ってるんでしょうね。
でもわたしはいじわるだから、理由なんておしえてあげない。
くやしいし、よくわかんないけどかっこわるいもん。

くやしさと、嫉妬と、かなしみが入り混じってよくわかんないことになってます。

長々とごめんね。